統一サインの発送準備をするメンバー

 【足利】長引く新型コロナウイルス禍の影響を受けた飲食店を支援しようと、市内有志の8事業者は、店内飲食可か持ち帰り対応かを示す市内統一サインを製作し、約600店に郵送した。特設サイトや会員制交流サイト(SNS)を活用して店舗情報も発信していく考えで、発起人となった市内のNPO法人「コムラボ」代表、山田雅俊(やまだまさとし)さん(41)は「感染第3波が広がりつつある中、分かりやすい掲示と情報発信で店舗利用を促したい」と話している。

 同法人は今年4月、市内飲食店のテークアウト情報を集約、発信する特設サイト「#足利エール飯」を開設。運営1カ月で店舗利用客などから2千件を超える投稿が寄せられた。

 休業要請が解除された6月以降、「店内飲食は復活したのか」「テークアウト対応は継続しているか」などの問い合わせが目立つようになった。分かりにくさを解消するため、山田さんが7事業者に呼び掛け、統一サインの研究や店舗情報の再集約を進めてきた。

 統一サインは「イートインのみ」「テークアウトのみ」「いずれも可」の3種類。コロナ禍でのアイデア事業に助成する市の「個店連携応援事業」を活用し、A4判、両面カラーで、各700枚を製作した。デザインを手掛けた西宮町、グラフィックデザイナー鶴見裕也(つるみゆうや)さん(33)は、「一目で分かるようなピクトグラムを用い、広く浸透するよう心掛けた」という。

 配布先はインターネット上の公開情報から拾い上げた約600店。掲示依頼の手紙と共にメンバーが10日、伊勢町3丁目のカフェ「マチノテ」で1軒1軒丁寧に封筒に詰め、発送した。

 来年2月末まで、「#足利エール飯」の特設サイトに無料で店舗情報の掲示、更新も行う。山田さんは「統一サインを基に店舗を利用したお客さんからも情報を発信していただき、一緒に盛り上げていきたい」と話している。