中心になって活動した高林中の八木沢生徒会長(中央)ら

 【那須塩原】家族や生活を支えてくれる人、医療従事者らへの感謝を伝えるため、市内の中学生がリレー形式で拍手をする動画「感謝の拍手」が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。新型コロナウイルス禍の中、高林中の生徒会が企画して呼び掛けたところ、市内の全中学校と義務教育学校の計10校が参加して完成した。

 高林中の生徒会は、新型コロナによる休校が明けた6月ごろから、自粛期間中に感じた身の回りの人たちに感謝を伝えようと拍手の動画を作ることを計画。当初は交流がある箒根中と作る予定だったが、校長会を通じて市内の各校に話が伝わり、最終的に10校が参加することになった。撮影は7月ごろから各校で行い、高林中で編集した。

 動画の長さは5分半ほど。市が管理するアカウント「那須塩原市動画チャンネル」で11月中旬に公開した。動画冒頭には「今まで当たり前だった『普通の生活』が、私たちにとっていかに尊いものかを実感しました」などと生徒らの思いを伝える文章が流れ、動画の後半では各校の生徒らが拍手して感謝を表現した。

 動画作成の中心になった高林中3年の八木沢貫太(やぎさわかんた)生徒会長(15)は「活動を多くの人に知ってもらい、県内の他の学校にも同じような活動が広がればうれしい」と語った。

 同校の生徒会を担当している月井大輔(つきいだいすけ)教諭(30)は「生徒の力で形になり、良い経験になったと思う。いろいろな人が協力してくれたおかげです」と話した。