ウェブ会議で双方代理人が出頭しない争点整理手続き

 民事訴訟の利便性向上や迅速化を図ろうと、宇都宮地裁は14日、非公開の争点整理手続きをインターネット上で行う「ウェブ会議」をスタートさせた。裁判官や代理人弁護士がビデオ通話で手続きを進められるため、当事者が裁判所を訪れる負担が軽減される。今月4日時点で約50件の利用予定が入っており、同地裁は「積極的に使ってほしい。移動がなく、新型コロナウイルスの感染防止対策にもなる」としている。

 地裁によると、ウェブ会議は、国や最高裁が進める裁判手続きIT化の一環。米マイクロソフト社のアプリを使い、原告、被告双方の代理人弁護士や裁判官がビデオ通話で争点などについて話し合えるほか、裁判書類の共有などもできるという。

 今年2月から東京や大阪、名古屋などの8地裁と知財高裁では取り組みが始まっており、5月には横浜やさいたまといった5地裁にも拡大。宇都宮地裁を含む残りの37地裁も14日に始まった。来年度以降、各地の地裁支部などにも広がるという。