栃木市はイノシシを目撃したら近づかず静かに逃げるよう呼び掛けるチラシを地元の自治会、小学校、保育園に配布し、広報車を走らせて注意喚起。市教委も小中学校に対し登下校時に注意するよう連絡した。同市によると、市内は7、8年前から畑を荒らされるなどの被害が出ていたが、人が襲われたのは初めて。

 県内でイノシシの生息地は八溝地域が知られていたが、1990年代ごろから分布を拡大。県自然環境課によると、現在は県内全域に及ぶ。2016年度の捕獲頭数は1万3442頭に上る。またこの時期は12~1月の繁殖期に近づいており「行動範囲が広がっていて、普段は見掛けない所にも出る可能性がある」という。

 担当者は「イノシシは本来臆病。人間の存在を知らせることが重要」と、被害防止に鈴やラジオなどを携帯するよう呼び掛ける。