笹竹で本尊のすす払いを行う僧侶ら=14日午前9時、日光市山内

 栃木県日光市山内の世界遺産・日光山輪王寺で14日、年末の大掃除「すす払い供養」が行われた。僧侶や職員約100人が総出で、平成の大修理を終えて7月に落慶法要を行ったばかりの本堂「三仏堂」など約10カ所で1年間の汚れを落とした。

 午前8時すぎ、すす払いに先立ち、本尊の魂をいったん浄土へ戻す「発遣(はっけん)作法」が執り行われた。

 その後、三仏堂では役僧3人が清められた約6メートルの笹(ささ)竹を手に、通路から見上げると高さ約10メートルの3本尊(阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音)の「お身ぬぐい」をした。

 鈴木常元(すずきじょうげん)総務部長(63)は「毎年変わらぬ祈りをささげているが、(新型コロナウイルス禍の)今年から来年にかけては医療従事者への感謝や人々の心に平安が戻るように強く祈っていきたい」と話した。