四川風麻婆豆腐

山村雅俊さん

四川風麻婆豆腐 山村雅俊さん

 舌がしびれるような辛さに、数口で額に汗がにじむ。本場・中国四川省の味を意識し豆板醤(とうばんじゃん)や甜麺醤(てんめんじゃん)、トウチなどを使った四川風麻婆(まーぼー)豆腐は、重厚な辛味の中に、たっぷり振りかけられた花椒(かしょう)が爽やかに香る。チーフの小針創(こばりはじめ)さん(49)は「夏こそ辛い物を食べて汗をかき、元気を付けてほしい」と勧めている。

 中華や台湾、タイ、ベトナム料理などを幅広く扱うエスニックの無国籍料理店「熊猫(くまねこ)ダイナー」。東京都内の中華料理店で共に修業を積んだ小針さんと山村雅俊(やまむらまさとし)料理長(37)が、旅行が共通の趣味だったことをきっかけに意気投合し、5年前にオープンさせた。

 「アジアは酸っぱさや甘さ、辛さなど、料理の味わいにメリハリがあり奥深い。街並みも雑多で面白い」と小針さん。年に数回現地まで足を運び、本場の味や店の雰囲気を学ぶとともに調味料や食器、インテリアなどを買い付けている。

 麻婆豆腐は、山村さんが「各地で100食以上の味を学んできた」と自信を見せる一品。干しエビがうまみを引き出すポイントだという。

 アジアをイメージしやすいようにと店名にパンダの中国名「熊猫」を使い、内装にもあちこちにパンダモチーフが見られる。かわいらしい店の印象を良い意味で裏切る、本格的な味わいがこだわりだ。

 ◆メモ ランチはサラダ、スープ、デザートが付いて税込み980円▽大田原市浅香3の4の76▽営業時間 午前11時半~午後3時、午後5~11時▽定休日 火曜、第2水曜▽(問)0287・47・7778。