ゆばちらし寿司

落合良美さん

ゆばちらし寿司 落合良美さん

 日光名物の湯波がふんだんに使われた駅弁「ゆばちらし寿司(ずし)」。軟らかく煮た湯波は甘辛で上品な味わいながら、独特のこくがあり食べ応えもある。

 本店のほか東武鉄道の日光、下今市、鬼怒川温泉の各駅で販売され、リピーターも多い人気商品だ。日光ブランドにも認定された。

 落合良美(おちあいよしみ)社長(57)によると、日光を訪れた人たちに名物の湯波を気軽に食べてほしいと、約20年前に考案したという。ご飯は「主役の湯波に合う」と、すし飯を選択。詰められたなます、きゃらぶき、ニンジンやタケノコの煮物なども湯波を引き立て、季節に合わせた生麩(なまふ)が彩りを添える。

 落合社長は「ジュニア ベジタブル&フルーツマイスター」の資格を持つ。県産の大豆でできた湯波をはじめ、食材はできるだけ「地の物」を使う。自家製にもこだわり、大きな鍋などで手作りしている。

 油源(あぶらげん)は1859(安政6)年の創業とされ、約160年食に関わってきた。「今の時代に合わせて作っている部分もあります。だけど、昔からの作り方や味にこだわっています」と落合社長。母の幸子(さちこ)さん(85)と共に調理場に立ち、その味を届けている。

 ◆メモ ゆばちらし寿司は税込み880円▽日光市上鉢石町1028の1▽営業時間 午前9時~午後5時▽定休日 水曜▽(問)0288・54・1627