窓口手続きの来店予約サービスの画面。足銀の5店舗でスタートした

 足利銀行(清水和幸(しみずかずゆき)頭取)は11日までに、本店営業部など県内の5店舗で、窓口の来店予約サービスを始めた。新規口座開設や各種変更の手続きなどを対象に、インターネットから来店日時を予約できる。客の待ち時間をなくし、新型コロナウイルスの感染防止策として店舗での「3密」を回避する狙いがある。効果を見ながら、本年度内にも導入店舗を拡大する考え。足銀によると、窓口業務での予約制の導入は全国の地銀では先行事例という。

 サービスは今月7日から、本店営業部、宇都宮西支店、足利支店、黒羽支店、真岡西リテールセンターの5店舗で始まった。30分程度の時間がかかる新規口座開設や住所などの変更手続き、相続事務全般、資産運用の相談などを来店予約の対象とし、客の待ち時間をなくして混雑を緩和する。

 客は足銀のホームページやスマートフォン向けの「あしぎんアプリ」、専用のQRコードから予約サイトに入り、店舗や目的、日時を選択し、名前や住所、電話番号などを入力する。各店とも60分単位で2枠、1日に最大12組を受け付けている。来店2日前の正午までに予約が必要で、1カ月前から予約できる。手続きが短時間で済む振り込みや入出金などは対象外とした。

 来店予定客には原則、各店の担当者が事前に電話連絡し、必要事項などを助言する。足銀は「来店前にコミュニケーションが取れ、スムーズな手続きにつながり、コロナの感染防止にもなる」と期待する。従来通り、予約をしなくても窓口で手続きができる。

 みずほ銀行の県内の宇都宮、栃木、足利の3支店でも窓口の一部業務で予約制を導入している。宇都宮支店ではローン相談や相続関係などで実施しており、14日からは新規の口座開設でも対応する。1日数組で、電話と窓口での整理券配布で1カ月前から予約を受け付ける。

 一方、両行ともインターネットを活用した来店の必要のない非対面取引サービスの浸透も推進している。