ナイチンゲールの灯を分ける学生

 足利市医師会付属准看護学校の戴帽式が10日、同校で行われ、医療機関での実習を前に1年生23人が決意を新たにした。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、入学間もない5月に4週間の臨時休校を経験した。同会の漆原邦之(うるしばらくにゆき)会長(67)は「制約のある中で苦労はあると思うが、必ず必要な経験になる。最善の対応を心掛け、患者の信頼を得る看護師になってほしい」と言葉を贈った。

 看護帽や戴帽許可証を受け取った学生は、クリミア戦争で献身的看護に当たったナイチンゲールの精神を受け継ぎ、石像から灯を分け、宣誓を唱和した。

 自身の出産時に支えとなった看護師の姿に感動し、転職を志した楡居美波(にれいみなみ)さん(33)は「無事に戴帽を迎えられてよかった。実習の一日一日を大切に、夢に近づきたい」と話していた。