コンベンション施設や複合ビルが建設されるJR宇都宮駅東口=6月

 宇都宮市は10日、市が進めているJR宇都宮駅東口地区整備事業のうち、高級ホテル建設の見通しが立たない状況になっていることを明らかにした。整備主体の企業グループ「うつのみやシンフォニー」(代表企業・野村不動産)が4日付で市に通知した。コンベンション施設など公共施設部分も、新型コロナウイルスの影響による工期遅れなどから、当初の2022年8月の開業予定が同11月にずれ込むという。

 市によると、野村不動産が実施した国内宿泊に関する調査では、5月時点の外国人宿泊者数は前年比99%減少。都内のハイブランドホテルの客室稼働率は9月時点で約20%に留まっていた。市内での宿泊需要はこの数値をさらに下回るとみられ、事業者の決定が見送られたという。この日の市議会一般質問で、市が篠崎圭一(しのざきけいいち)市議(自民)への答弁で明らかにした。