作業する越川さん(左)と妻の彌子さん

クリスマスをイメージした「玉手箱弁当」

越川和久さん

作業する越川さん(左)と妻の彌子さん クリスマスをイメージした「玉手箱弁当」 越川和久さん

 都営三田線千石駅から約3分。閑静な住宅街の一角にある洋風な雰囲気を漂わせる日本料理店だ。

 真岡市出身の越川和久(こしかわかずひさ)さん(44)と妻彌子(ひろこ)さん(33)が営むこぢんまりとした店は2016年10月にオープン。越川さんは在フランス日本大使公邸をはじめ公邸料理長を約10年務めた。「会席料理の基本は崩さず、海外での経験を生かした洋風のたたずまいも感じられる料理」が売りだ。

 コロナ禍で始めたのが月替わりの「玉手箱弁当」(3千円)。「どれから食べようか迷うような、わくわくするお弁当」(彌子さん)は、先付けにお重、ご飯と赤だし、甘味が付く。

 12月はクリスマスをイメージし、お重には10種類の料理が並ぶ。メインはシイタケのペーストなどを骨を取った手羽先に詰めたローストチキン。プチトマトとポテトサラダでサンタクロースに見立てるなど、工夫を凝らした心温まる料理がそろう。どの料理も味に奥深さがあり、口にすると笑みがこぼれる逸品だ。

 会席コースもあり、メインは肉料理を提供する。満足感を味わってもらうためで「ストーリー性があり、飽きのこないメリハリのある料理を目指している」。

 越川さんは宇都宮市の調理師専門学校で学び、同市内の日本料理店などで8年修業した後、公邸料理長となった。2人は「お客さんと心地よい時間が共有できる店を続けていければ」と声をそろえる。

 メモ 文京区本駒込2の12の8ハーブガーデンハウス。電話070・2646・9449(平日午前10時~午後8時)。営業日時はホームページ参照。

■店主の思い

 中学の同級生とかが来てくれることがありますが、栃木の人に会うとほっとしますね。夫婦2人でやっている小さな店です。温かく家庭的なおもてなしで、お客さんが幸せな気分になって帰ってもらえる店にしたいですね。