最高位を受賞した繭を手にする浅野市長(左)に受賞を報告する阿久津さん(左から2人目)

 【小山】出井の知的障害者就労支援施設「フロンティアおやま」が育てたカイコの繭がこのほど、茨城県笠間市の笠間稲荷神社で開かれた「献穀献繭(けんこくけんけん)品評会」で最高位の大日本蚕糸(さんし)会頭賞を受賞した。結城紬(つむぎ)の産地でありながら養蚕農家の激減に悩む市にとって明るい話題であると同時に、農業と福祉の「農福連携」のモデル事業としても期待を集めそうだ。

 品評会の献繭の部には今年北関東の養蚕農家を中心72点の出品があった。このうち1位は3点選ばれ、この中から特別賞として最高位に大日本蚕糸会頭賞が贈られる。

 フロンティアおやまは2015年から養蚕に取り組み毎年出展し、今回初めて念願の最高位を勝ち取った。繭の粒ぞろいや表面の光沢の良さが評価されたという。本県関係者が同賞を受賞したのは5年ぶり。プロの養蚕農家以外では異例の快挙という。