男子200メートル個人メドレーを制し笑顔の萩野公介(右)と、2位の砂間敬太=東京アクアティクスセンター

 東京五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われた競泳の第96回日本選手権大会は6日に閉幕した。新型コロナウイルスの影響で、多くの選手にとっては2月のコナミオープン以来となる長水路(50メートルプール)公式戦。約3週間前の国際リーグ(ISL)を戦った国内トップ選手の大半が出場したことで、来年4月の東京五輪代表選考会に向けた各種目最大2枠の代表争いの構図が見えてきた。選考レースにおける県勢有力候補の現在地を探った。

 県勢は小山市出身の萩野公介(はぎのこうすけ)(ブリヂストン)が男子個人メドレーで2冠、大田原市出身の清水咲子(しみずさきこ)(ミキハウス)は女子400メートル個人メドレーを制した。男子100メートルバタフライの真岡市出身の水沼尚輝(みずぬまなおき)(新潟医療福祉大職)も万全の状態とはいえない中で好タイムをマークし、2位に入った。

 男子個人メドレーは昨年7月の世界選手権で200メートル、400メートルを制した瀬戸大也(せとだいや)が両種目で既に代表権を獲得しており、残りは各1枠。萩野は今大会の2種目を休養からの復帰後最速タイムで制し、復調をアピールした。200メートルは砂間敬太(すなまけいた)(イトマン東進)、400メートルは本多灯(ほんだともる)(日大)宮本一平(みやもといっぺい)(法大)に加え、今大会不出場の井狩裕貴(いかりゆうき)(近大)あたりとの争いになりそうだが、萩野が頭一つ抜け出した格好だ。