県内信用金庫・信用組合 2020年9月期中間決算概要

 県内6信用金庫と2信用組合の2020年9月中間決算が7日までにまとまった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県、市町が企業を支援する制度融資などにより中小事業者の資金繰り需要が高まり、貸出金残高が前年同期に比べ4~10%増えた。低金利ながらも貸出金利息の増加により栃木信金が4年ぶりに業務純益を黒字化し、那須信組も2年ぶりに純利益を計上でき、県内の全信金信組が黒字を確保した。

   ◆信用金庫◆

 貸出金残高は栃木、鹿沼相互、佐野、大田原が過去最高となり、全信金で不良債権比率が低下した。

 足利小山は「取引先を214件増やすなど貸出金が伸びたが、個人ローンが減った」(経営企画部)ことから、貸出金利息は前年をやや下回った。経費削減や貸倒引当金の繰り入れがなくなり、増益になった。

 栃木はコロナ関係に加え、前年度下期からの事業性融資の伸びもあり、貸出金利息が3・57%増えた。経費も約1億1900万円削減し、業務純益を黒字化した。貸倒引当金戻入益なども増加した。

 鹿沼相互は「利回り低下分を融資増でカバー」(総合企画部)したが、貸出金利息は微減となった。国債等債券売却益が減ったため経常収益は減収になったが、経費削減などにより、増益になった。