K-1の本戦に初出場する蓮実さん

 東京の両国国技館で13日に開かれる「K-1ワールドグランプリ2020ジャパン両国大会」に、栃木県大田原市紫塚2丁目のジム「パラエストラ栃木」を経営するK-1選手蓮実光(はすみひかる)さん(34)が出場する。K-1の最大イベントで、本戦出場は初めて。蓮実さんは「今回勝てばタイトルマッチにつながる。できれば、その試合を栃木で開催し、故郷で栃木初のK-1王者の称号を手にしたい」と闘志を見せる。

 K-1選手だった魔裟斗(まさと)さんに憧れ、高校卒業後、格闘技を始めた。全国で総合格闘技道場を展開する「パラエストラ」の「パラエストラ松戸」(千葉県)に所属し、2011年にプロデビュー。14年5月には地元である市内に同ジムを開設した。総合格闘技の成績は20戦10勝10敗で、16年9月には網膜剥離となり約半年間、療養した。

 再起の舞台は17年4月、「自分への挑戦」としてミャンマーの国技「ラウェイ」参戦を選んだ。手にバンテージを巻いただけのパンチのため衝撃は強く「地上で最も過激な格闘技」と呼ばれ、成績は5戦4敗1分だった。

 K-1参戦は、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開かれた18年3月の「ケーズフェスタ」観戦がきっかけ。「K-1はネームバリューが大きく、大舞台で大勢の観客を前に試合ができ、うらやましい」と実感し、後日、知人を介して、参戦が決まった。

 「クラッシュ」という立ち技格闘技の試合を中心に出場し、18年6月から20年7月までに7戦5勝(3KO)2敗。身長170センチ、体重は通常約70キロだが、ライト級(62.5キロ)のため日々減量中。現在、同ジムでフィットネスを中心に、子どもから60代までの会員約30人を指導する傍ら、自主練習などに励んでいる。

 蓮実さんは「気持ちだけでここまで来た。将来、チャンピオンベルトを取り、東京に行かず、地方でも十分勝てることを証明したい」としている。(問)同ジム080・9392・7206。