感染対策をしたレストラン。施設外に持ち出しできるよう食事は全て容器で提供する=1日午後、那須塩原市湯本塩原

今期の営業開始を前に、コースの整備状況について説明する担当者=1日午後、那須塩原市湯本塩原

感染対策をしたレストラン。施設外に持ち出しできるよう食事は全て容器で提供する=1日午後、那須塩原市湯本塩原 今期の営業開始を前に、コースの整備状況について説明する担当者=1日午後、那須塩原市湯本塩原

 県内スキー場の今季の営業が4日、始まる。コロナ禍の「3密」の状況を回避しやすい屋外スポーツであるため、各スキー場は多くの来場を期待している。レストランやレンタルコーナーなど屋内施設の対策と不安の払拭(ふっしょく)に力を入れ、「安心なレジャー」をアピールする。

 「お客さまに『ぜひ来てください』と胸を張って言えるほど、考えられる対策は全てしたと思っている」

 4日に今季の営業をスタートさせる「ハンターマウンテン塩原」(那須塩原市)支配人の中條健一(なかじょうけんいち)さん(46)は、念入りに重ねてきた準備を強調する。

 消毒の徹底やスタッフの検温、マスク、手袋着用に加え、レストランは座席数を減らし、全席にアクリル板を設置した。屋外でも食べられるよう全ての食事を食器ではなくふた付きの容器に入れ、不織布のネットに包んで提供する。時間指定の受け取りもできる。

 各種端末を整備し、チケット購入やレンタルコーナーでも呼び出し方式をとるなど、順番待ちの密集を避けるようにする。寮生活の従業員全員にPCR検査をし、従業員食堂や休憩所も対策した。中條さんは「安心できる環境を整え、コロナ禍でも選ばれるスキー場を目指す」と力を込める。

 19日のオープンを予定している「マウントジーンズ那須」(那須町)支配人の土屋稚史(つちやまさし)さん(49)も「屋外の開放的なレジャーという魅力をしっかり押し出していく」との考えだ。

 レストランの席数を減らし、換気もよくするほか、食事を屋外でも食べられるようにする。リフトの相乗りをさせないなど、さまざまな予防策を講じる。

 「ゴルフ場の利用者数も活発なようだ。屋外のスポーツやレジャーで人が動いていることを前向きにとらえたい」と話す。

 昨シーズンと同じ24日の開業を目指す日光湯元温泉スキー場(日光市)の担当者は「うちは小中学生のスキー教室など団体利用が中心。ただ周辺のホテルなどに聞く限り、スキー客の宿泊予約は今のところ少ないようだ」と打ち明ける。食堂の座席数や換気の方法など感染対策を検討中。「これからの段階だが、しっかり対策してお客さまを迎えたい」と話していた。