西三島地区の道路で放射線量を計測する自治会員

 【那須塩原】2011年の東京電力福島第1原発事故後、放射線量調査を年1回のペースで実施してきた西三島自治会。放射線量の平均値は数年にわたって国の目標値を下回っており、調査も10年目を迎えたことから、この秋の測定を節目に毎年の実施を終えることにした。自治会のメンバーらは「やりきってホッとしている」と、充実した表情を見せる。

 子どもの健康を守ろうと、西三島自治会は11年8月、西三島地区や三島小がある三島地区の一部で測定を始めた。歩くことが多い道路脇を中心に子どもが遊ぶ広場なども含め、細かく設定した測定点は約250に及ぶ。大人より背丈が低い子どもへの影響を考え、地面から高さ50センチでの放射線量を調べてきた。

 自治会はデータはさまざまな形で活用した。場所ごとの線量が一目で分かるよう、数値の高低に合わせて色づけした地図を作製。特に線量が高い地点では側溝の泥を除去したほか、三島小と連携して線量が高い地点を避けるよう通学路の再編にも取り組んだという。