栃木労働局が1日発表した10月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月を0・02ポイント下回る0・91倍だった。8カ月連続の低下で、1倍を下回るのは4カ月連続。季節調整ベースで前月から有効求人数が減少した一方、有効求職者数が増加した。新規求人は、ほとんどの産業で前年同月に比べ減少した。

 雇用情勢判断は前月までと同じく「新型コロナウイルス感染症の影響を受けて弱い動きが続いている」とした。全国の求人倍率は前月を0・01ポイント上回る1・04倍。本県順位は前月から五つ下がって41位となった。

 有効求人数(原数値)は前年同月比21・8%減の3万2561人で、有効求職者数(同)は16・4%増の3万5026人だった。

 雇用の先行指標となる新規求人数(同)は23・3%減の1万1925人。減少は10カ月連続で、2カ月ぶりに減少幅が20%台に悪化した。

 産業別では製造業が33・7%減で20カ月連続の減少。例年、年末商戦に向けて食料品を中心に期間限定の求人が出されるが、今年は募集を見合わせたり、大幅に縮小したりする事業所が多かった。

 宿泊業は16・6%減と10カ月連続減少となったが、減少幅は31・3ポイント縮小した。政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京発着旅行が追加され、求人再開の動きが出た。