二人展を開いた山中さん(右)と北條さん

 【小山】チョウの標本と書をコラボレーションした異色の二人展が1日、中央町2丁目のまちかど美術館で始まった。6日まで。市職員の上司と部下という組み合わせも、異彩を放っている。

 出展しているのはチョウの採集を趣味としている「ムシキング」こと山中隆寛(やまなかたかひろ)さん(27)と、個性的な書を会員制交流サイト(SNS)などで発信している「ゴリライモ」こと北條努(ほうじょうつとむ)さん(50)。親子ほどに年は離れているが「なぜか気が合う仲間」という。

 子どもの頃から昆虫採集が趣味だった山中さんは中学生の時、アゲハチョウの一種の「ナガサキアゲハ」を当時北限とされた本県で生きたまま採取し、本紙にも掲載された。今回持ち込んだのは40種1500匹以上にもなる。

 一方、北條さんはうつ病を患ったのをきっかけに独学で書を始めた。「文字を書いて気を紛らわせていた。たくさんの人に助けてもらったお礼に、自分の書を見てもらいたい」と話す。

 二人展は山中さんの発案で始まった。「博物館ではできない展示になったと思う。美術品として鑑賞してもらえたらうれしい」と話していた。