明治安田J2第37節最終日は29日、各地で残り9試合を行い、栃木SCは県グリーンスタジアムで山口を2-0で下し、2連勝を飾った。通算成績は14勝10分け13敗の勝ち点52。順位は11位に浮上した。
栃木SCはFW大島康樹(おおしまこうき)が5試合ぶりに先発。序盤から前線にロングボールを蹴るシンプルな攻撃を展開した。10分に右サイドから切り込んだFW明本考浩(あきもとたかひろ)、18分にMF森俊貴(もりとしき)が放ったミドルシュートはいずれも相手DFにブロックされた。以降は相手の速いパス回しに押し込まれたが、最終ラインを中心に体を張って防御。0-0で前半を折り返した。
後半は7分に中央エリアでFKを獲得し、素早いリスタートにFW明本考浩(あきもとたかひろ)が反応。DFラインの背後でボールを収め、そのままゴール左隅へ流し込んで先制した。35分にはカウンターで抜け出した明本からパスを受けた途中出場のFW矢野貴章(やのきしょう)が冷静にゴール右隅へシュートを蹴り込み、試合の行方を決定付けた。
栃木SCの次戦は12月2日午後7時から、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで新潟と対戦する。