栃木県内における新型コロナウイルスの月別感染者数

 新型コロナウイルスの県内感染者が27日、新たに8人確認され、累計600人を超えて607人となった。500人を超えた9日から、わずか18日間というハイペースで100人増となった。11月の月別感染者数も最多に迫る勢いとなる中、福田富一(ふくだとみかず)知事は27日の臨時記者会見で本県の感染状況も「第3波」に入ったとの認識を示し、「一進一退。相撲で言えば俵に足がかかっている状態だ」と指摘。師走の感染防止対策として家族以外の5人以上での会食・飲み会の自粛などを呼び掛けた。

 累計感染者数の推移を100人単位で見ると、これまでは100人(7月14日)から200人(8月3日)が20日間で最も短かった。この期間は計4件のクラスター(感染者集団)が発生し、関連する感染者が約半数を占めた。

 500人から600人に至る期間はクラスターが発生しなかった。感染が拡大した背景として県は「感染者が急増している近隣都県との関連や、寒さで換気がしづらいことがあるのではないか」と分析した。

 また感染経路を断定できない事例が5割前後と目立つほか、病床稼働率も増加傾向にあり、医療提供体制への負担も懸念される。

 福田知事は県内医療機関の負担増に触れ、忘年会やクリスマス、年末休暇など移動や人と会う機会が増える12月の感染防止対策を要請。感染厳重注意レベルの要請内容の徹底に加え、帰省や旅行の分散、体調悪化時の帰省・旅行の自粛なども求めた。忘年会などについては「なるべく5人以上は控えてほしい」と呼び掛けた。