完成した大田原神社の一の鳥居と宇賀神宮司や総代ら

 【大田原】東日本大震災で損壊し撤去されていた山の手2丁目の大田原神社の「一の鳥居」が再建され、同神社は25日、竣工(しゅんこう)奉告祭を執り行った。大震災の影響で、神社会館の建て替えをはじめ、社殿や社務所の修復などをしており、今回の鳥居再建で一連の復興工事は完了した。

 震災時、石造りだった鳥居は、一番上の笠木の部分が折れて落ちてしまい、数カ月後に撤去した。資金もないため再建できなかったが、市内の会社社長(52)が5月に寄進を申し出て、10月下旬に数百万円をかけて完成した。高さ4・5メートル、笠木の長さ5・4メートル。

 奉告祭には会社社長のほか総代3人などが出席し、同神社の宇賀神直人(うがじんなおと)宮司(52)が祝詞を上げるなどした。

 宇賀神宮司は「鳥居を再建したかったが、手が回らなかった。寄進していただき、大変ありがたい。氏子の寄付なども含め、大震災からの復旧復興が一段落した」と感謝していた。