県は24日、県民一家族一旅行運動に合わせて無料化した県内有料道路について、無料化実施日の交通量が前年度に比べ3割増加したと発表した。

 無料化は新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ観光需要の回復が狙い。6月16日~10月31日、お盆や紅葉シーズンなどの繁忙期を除く土、日、祝日に、県道路公社が管理する日塩有料道路(もみじライン、龍王峡ライン)、鬼怒川有料道路、宇都宮鹿沼道路、日光宇都宮道路の4路線で実施した。

 県交通政策課によると、新型コロナの影響で県内道路の交通量は3月下旬から激減。県内で外出自粛要請が発出された4月以降、6月第2週まで有料道路の交通量は半減し、特にゴールデンウイーク期間中は7割減だった。

 同運動開始以降に交通量が増え、無料化実施日は1・3倍となったほか、未実施の繁忙期も1割増えた。国の「Go To トラベル」が東京を除く全国で始まった7月第4週以降は、1日当たりの交通量が4路線で計4万6千台だった昨年のゴールデンウイークとほぼ同じ水準になった。有料道路の交通量増加に伴い、並行する一般道の交通量にも回復傾向が見られた。

 同課は「交通量の増加はコロナ禍で外出を控えていた人々が解放された結果。無料化で予想以上の効果が得られた」としている。