コンビニのレジ横で「とちまる安心通知」のQRコード読み取りを呼び掛ける掲示(右)=20日、宇都宮市内

 新型コロナウイルス感染症に関する情報を発信している無料通信アプリ「LINE(ライン)」の栃木県公式アカウントが開設3カ月となり、登録者数は計4万4千人を超えた。一方、事業所などに掲示された専用QRコードを読み取ることで感染リスクを通知する「とちまる安心通知」機能の利用者は、認知度不足などから計4052人にとどまっている。県内でも「第3波」が懸念される中、県は積極的な利用を呼び掛けている。

 公式アカウント名は「栃木県-新型コロナ対策パーソナルサポート」で、8月20日に開設された。県内の新規感染者や感染防止対策に関する情報を随時発信しており、登録者数は20日正午現在で4万4488人。

 安心通知の機能は9月4日にアカウント内に追加された。飲食店やイベント主催者などが、専用QRコードの発行を県に申請し、店頭など目に付く場所に掲示。利用者が読み取ることで、訪れた日時を登録できる仕組みだ。

 同時間帯にQRコードを読み込んだ人の感染が判明し、不特定の人に感染リスクがある場合、登録者に通知が届く。通知が届いた人は検査を受けることができる。県新型コロナウイルス感染症対策本部事務局によると、これまでに通知を出したケースはないという。

 20日正午現在、QRコードの発行件数は2119件。4万4千人超のアカウント登録者のうち、通知機能の利用者は1割弱。QRコードの読み取り回数も6384回にとどまっており、十分利用されているとはいえない状況だ。

 県対策本部事務局の担当者は「まだ浸透していないということだろう。QRコードの発行と合わせ、読み込み件数も増やしていきたい」と、各種媒体を通じて利用を呼び掛けていくという。