今季最後のレースで20位に入り、東京五輪代表内定を決めたブリッツェンの増田=スペイン、Luis Angel Gomez /@photogomezsport

新エースとしてブラーゼンを引っ張った谷=Jプロツアー宇都宮ロードレースより

今季最後のレースで20位に入り、東京五輪代表内定を決めたブリッツェンの増田=スペイン、Luis Angel Gomez /@photogomezsport 新エースとしてブラーゼンを引っ張った谷=Jプロツアー宇都宮ロードレースより

 国内自転車ロードレースは20日までに今季全日程を終了した。宇都宮ブリッツェンは主戦場の国内最高峰ツアー「Jプロツアー」の年間総合優勝を逃したものの、最大目標に掲げた増田成幸(ますだなりゆき)の東京五輪代表入りを達成。那須ブラーゼンは結果こそ残せなかったが、来季に期待ができる1年となった。コロナ禍での異例のシーズンとなった今季の県内2チームの走りを振り返る。

■全員エース 強さ示す 宇都宮ブリッツェン

 ブリッツェンは増田の五輪代表選考ポイント獲得のため、アジアツアーで開幕を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、その後の国内開催の国際レースが全て中止に。選考期限5日前の10月12日、スペインで行われたレースに急きょ参戦し、増田が執念の走りで20位に入って五輪代表2枠に滑り込んだ。

 Jプロツアーは約3カ月遅れで開幕した。第2戦「東日本ロードクラシック群馬大会Day2」で鈴木龍(すずきりゅう)が優勝するなど、ブリッツェン勢が8年ぶりに表彰台を独占。阿部嵩之(あべたかゆき)が6年ぶりの優勝、新加入の西村大輝(にしむらひろき)がプロ初優勝を飾るなど、2季ぶりの総合王者こそ逃したが「全員エース」の強さを示した。

 主力3選手が移籍・引退し、若返りを図る来季。絶対的エースの増田も代表活動がメインになる。清水裕輔(しみずゆうすけ)監督は「難しい。全く新しいチームにしていかないといけない」とチームの再構築に言及。西村ら中堅の成長が期待される。