鹿沼市出身の柳田さんが特別講演 日本LD学会2日目 「読み聞かせは親にも学び」

 学習障害(LD)などの発達障害に関する研究や支援などを目的とする学術団体「日本LD学会」の第26回大会第2日は8日、宇都宮市の県総合文化センターで開かれた。「大人の発達障害の課題と支援」や「発達障害の人の社会参加」をテーマとした講演やシンポジウムが開催され、来場者は支援の在り方などを考えた。9日まで。

 「絵本と子どもの心の発達−デジタル化社会に溺れないために−」と題した特別講演が企画され、鹿沼市出身のノンフィクション作家、柳田邦男(やなぎだくにお)さんが講師を務めた。

 絵本の読み聞かせやひとりで絵本を読むことで、子どもの言語力や感性、人間関係理解力、自己表現力などが発達することを自身が経験したエピソードを交えて紹介した。

 デジタル化社会・ネット社会には、絵本の読み聞かせがより重要な意味を持つとの持論も展開した。その上で「人生の大事なことを絵本は教えてくれる。日々の読み聞かせの中で、子どもの豊かな反応から、親にさまざまな気づきをもたらすことも多い。親自身にも学びがある」と報告した。