パンドゥミ

「食べやすい」と評判のパンを焼く飯島さん

パンドゥミ 「食べやすい」と評判のパンを焼く飯島さん

 「個性豊かな30種ほどのパン類の中で一つ挙げるなら」との問い掛けに、店主の飯島智章(いいじまともあき)さん(37)が自信をもって答えた基本の一品「パンドゥミ」(税込み250円)。それだけ思い入れも強い。

 小麦粉、水、砂糖、塩、バターを使うのは変わりないが、小麦粉を熱湯でこねてのり状にし一晩寝かせる手間をかける。さらに胚分が多い小麦粉を混ぜることで、風味と香ばしさが増す。トーストすると、中のもっちりした歯応えと、パリッとした皮の食感のコントラストがうれしい。

 飯島さんは群馬県の専門学校を出て横浜市の人気店で7年間修業、2008年に故郷に戻った。初め「エゴもあり」、とがった味覚の本格志向のパンを焼いたが「この町の風土に合うように食感や材料を変えてきた」。今は「どれを食べてもおいしいと思われるパン」を心掛けている。

 ごく普通の「あんパン」にまで、商品それぞれにファンが付いているが、「新しいもの、流行にもアンテナを張っていたい」と研究も怠りない。

 ◆メモ 市貝町市塙837の1▽営業時間 午前11時~午後6時▽日、月曜定休▽(問)0285・68・0271。