ハイビームの使用を促す県警の新作動画の一場面(県警提供)

 夜間に車の前照灯の上向きを促す「ハイビーム大作戦」を進めている県警は18日、県内主要7路線8カ所で10月に実施した調査で、ハイビーム使用率が13・9%だったと発表した。県南地区で使用率が伸びた一方、宇都宮市などで下落が目立ち、昨年の前回調査を1・3ポイント下回った。県警は「結果はほぼ横ばいだが、依然、8割超がハイビームを使用していない」とし、新作の啓発動画などで使用率向上を目指す。

 同作戦は、先行車や対向車がない限り前照灯をハイビームにするよう運転者に促す広報活動。県警は2017年から年2回、夜間の歩行者死亡事故が多かった路線で、ハイビーム使用率を調べている。初回は3・9%だったが調査ごとに伸び、前回調査では15・2%まで改善した。

 県警は、前回調査で使用率が低かった県南地区で啓発活動を強化していた。その結果、今回最も高かったのは、小山市乙女の国道4号(21・6%)。足利、栃木市を含めた3路線3地区の使用率は、いずれも過去最高だった。

 一方、下落幅の大きい3カ所のうち2カ所は宇都宮市内で、特に同市下金井町の国道119号は9・5%と、全調査箇所で唯一の10%未満だった。

 県警は18日、啓発用の新作動画を公開した。対向車が通り過ぎた後、ドライバーがロービームからハイビームに切り替えると歩行者を発見でき事故を防げるという内容。県警交通企画課は「県南地区のように啓発に力を入れれば使用率は改善する。動画でさらに使用率を向上させたい」としている。