仮殿から本殿へご神体を移す遷座祭=17日午後6時25分、日光市山内

 日光市山内の日光二荒山神社で17日夜、大規模修理が完了した本殿にご神体を移す「遷座祭」が行われた。

 世界遺産「日光の社寺」で現存最古の建造物とされる本殿は、1619年に徳川(とくがわ)2代将軍秀忠(ひでただ)が造営。平成の大修理の一環として、約60年ぶりに2013年から大修理が進められた。10月に本殿の彩色や漆塗りなどの修理が完了し、造営当時の輝きがよみがえった。

 この日は、二社一寺の代表者や氏子会役員、工事関係者など約20人が参列。静まりかえった夜の暗がりの中、神職らが本殿近くの仮殿からご神体を移すなど厳かに神事を執り行った。

 中麿輝美(なかまろてるみ)宮司は「昨年で創建400年となり前例のない大修理は平成から令和にわたって行われ、思いもひとしお。国内外の皆さまにお披露目できることは非常にありがたい」と話した。

 18日には遷座を祝う「奉祝奉幣(ほうしゅくほうべい)祭」が行われる。