鮎めし

高林社長(右から3人目)と、店を支える従業員

鮎めし 高林社長(右から3人目)と、店を支える従業員

 清流・那珂川のほとり、町を代表する景勝地に建つ老舗観光やな。シンボルのやながかかり、美しい河原が夏の装いになると、待ちかねた大勢の客が名産のアユを目当てに繰り込んでくる。中でも「鮎(あゆ)めし」(税込み600円)は塩焼きに次ぐ人気商品だ。

 主役はやなに上がる天然もの。一度焼いて骨から身を外してほぐし、食味に定評がある茂木産のコメと炊き込む。しょうゆで薄く味付けして、炊き上がりに釜の縁からさらに少量しょうゆを回しがけする。アユ特有の味わいとしょうゆの香ばしさが絡み合う。

 「塩焼きを食べずに、これだけを目当てに来るお客さんもいるんです」と、4代目社長の高林辰彦(たかばやしたつひこ)さん(43)。夏休み期間中は平日で40食、週末は100食ぐらいの注文がある。売り切れに要注意だ。

 「天然アユの遡上(そじょう)は悪くなかったが、釣りは不調と聞いている」と高林さん。「ここは河原に釣り人がいてこその景観、風情なのでね」と、今年の漁の行方を案じている。

 ◆メモ 茂木町大瀬17▽営業時間 4~11月、午前10時~午後5時▽営業期間中無休(やな設置は10月末まで)▽(問)0285・63・2885。