下野新聞の記事を参考に、知事選で重視する施策などについて意見を交わす(右から)井手之上さん、榊原さん、鈴木さん、丸山さん=9日午後、宇都宮大

座談会に参加した宇都宮大生

下野新聞の記事を参考に、知事選で重視する施策などについて意見を交わす(右から)井手之上さん、榊原さん、鈴木さん、丸山さん=9日午後、宇都宮大 座談会に参加した宇都宮大生

 県内の10~20代の若者は新人、現職の栃木県知事選2候補者のどのような訴えに注目し、1票を投じる指標とするのか。15日に投開票を迎える知事選を前に、下野新聞社は、宇都宮大で座談会を開いた。国際学部1~4年の4人が、関心のある政策や争点の多選などについて熱く議論を交わした。

◇2020ダブル選挙特設ページ

 -重視する政策は

 井手之上 自分の生活に直接関わるコロナ対策。必要ならば検査数を拡充してもいいと思う。また、小山の実家近くの思川が台風の度に氾濫しているので、防災対策も気掛かりだ。

 鈴木 コロナ対策と教育。安く旅行ができる「Go Toトラベル」は魅力的。経済を循環させるのにいいキャンペーンだと思う。

 丸山 私は逆に、感染拡大が続いている中でのGo Toキャンペーン推進は怖い。重視するのは交通対策。のどかな田舎出身なので、栃木は交通マナーが悪い人が多くて気になる。

 榊原 障害者雇用など福祉施策に着目している。

 -候補者の情報をどのように調べたか

 井手之上 基本はインターネット。候補者のホームページやユーチューブなどで主張の違いを比較した。中小企業で働き、親の介護を経験した新人の方が人柄は伝わった。

 榊原 ネットで公約を調べたが、すぐに出てこなくてもやもやした。細かい政策を比較しようとすると、ネットだと難しかった。

 鈴木 会員制交流サイト(SNS)は媒体として効果はあるとは思うが、そもそも政治に興味がある若者にしか届かない。訴えを比較すると、現職の主張の方が説得力を感じた。

 -争点の多選について

 丸山 誰が何年やるかではなく何をやるかが重要。

 鈴木 弊害が出てこなければいいが、長期政権というと悪い印象しかない。

 榊原 県民に被害がなければ、長くても問題ない。

 井手之上 出身の小山市の市長選は、多選に市民がノーと言った。

 -若年層の投票率を上げるには何が必要か

 鈴木 米国の大統領選は、なぜあんなに盛り上がるのか。国民に還元する政策を巧みに伝えているから、熱狂を産むんだと思う。知事選も世代によって興味のある政策の分野が異なるのだから、訴え方が重要。栃木をどうしたいのか、若者目線で発信してほしい。

 井手之上 候補者2人の政策には若者に焦点を当てたものが見つからなかった。SNSなど単に流行の媒体を使えばいいという問題ではなく、若者向けの政策を提示してほしい。

 -投票へ行くか

 井手之上 期日前投票をした。

 榊原、鈴木、丸山 必ず行く。