那須高生が制作した観光PR動画

外国人向けに観光地・那須のPR動画を制作した那須高生ら

那須高生が制作した観光PR動画 外国人向けに観光地・那須のPR動画を制作した那須高生ら

 【那須】新型コロナウイルス感染症の影響で苦戦を強いられる観光地・那須を活気づけようと、那須高2年生有志5人が外国人向けの観光PR動画を制作した。町内の観光スポットを楽しむ生徒たちの様子を収めているほか、忍者に扮(ふん)して新型コロナ禍での観光マナーの順守も呼び掛けている。全国280を超える高校から約730チームの参加がある動画コンテスト「観光甲子園」に出品しており、生徒たちは「ぜひ決勝大会に勝ち残りたい」と意気込んでいる。

 動画は、同校リゾート観光科2年の男女5人が制作。殺生石やつつじ吊橋(つりばし)、那須温泉神社などの名所をはじめ、那須どうぶつ王国などのテーマパークなど計8カ所を180秒にまとめて紹介している。

 生徒たちは昨年、授業で外国人向けの旅行プランを作成。今年は実際に会員制交流サイト(SNS)などを使って参加者を募集し実施する予定だったが、新型コロナの影響で中止になった。だが「外国の人に那須の思い入れのある場所を知ってほしい」という思いは消えず、有志で動画制作に乗り出した。

 6月に企画を練り始め、9月にロケを開始。長田涼那(おさだすずな)さん(17)は「どう撮影したら興味を持ってもらえるか、試行錯誤しながら進めた」と振り返る。「ソーシャルディスタンス」など新型コロナ禍の旅行エチケットを外国人に人気のある忍者に扮して呼び掛けたシーンでは、居合わせた外国人から撮影をせがまれることもあったという。

 動画は観光動画コンテスト「観光甲子園」の訪日観光部門に出品。予選審査を通過すれば、来年2月に神戸市で開かれる決勝大会でプレゼンテーションをする機会が与えられ、生徒たちは「多くの外国人に『日本といえば那須だよね』と言われるようなきっかけにしたい」と口をそろえた。