事故現場に設置する黄色い風車と亡くなった敦司さんの写真を前に事故防止の願いを語る楠野さん

 【栃木】2001年に交通事故で次男の敦司(あつし)さん=当時(22)=を亡くした市在住、楠野祇晴(くすのまさはる)さんは「世界道路交通犠牲者の日」の15日に合わせ、近くシンボルの「黄色い風車」を事故現場に設置する。10年以上続ける活動で、交通事故撲滅への希望を込める。

 犠牲者の日は国連が05年に定めた国際デーで、毎年11月の第3日曜日。交通事故犠牲者の追悼などが目的で、国内では注意喚起などの意味を込めた黄色い風車を事故現場に設置するといった取り組みが行われている。

 楠野さんは「忘れていないよ」と敦司さんに伝えるとともに「私と同じような悲しみや苦しみを抱える遺族に『一人ではないよ』と伝えたい」と毎年この時期に行っている。「事故の被害者にも加害者にもならないような社会になってほしい。活動が広まってほしい」と願っている。