新型コロナウイルスの感染拡大を受け、親を亡くした遺児らの進学を支援する「あしなが学生募金」の街頭募金活動が中止を余儀なくされた。このため、県内の学校や企業、団体に募金活動を行ってももらう「校内募金」や「団体募金」に取り組み、危機を乗り切る方針という。趣旨に賛同する学校や企業などを、今月20日まで募集している。

 病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした遺児らを支援するあしなが育英会(東京都千代田区)の同募金。奨学生を中心に毎年春と秋、全国一斉の街頭募金活動を行ってきた。しかし通算100回目となる今年は感染拡大の影響で中止に。新たな取り組みとして、地域の学校や企業に協力を求めることになったという。

 校内、団体募金とも朝礼や会議などに合わせ、学校や企業に独自の募金活動を行ってもらう試み。学生募金側で必要な資料、資材を提供するほか、同会の活動内容などをレクチャーする「出前授業」の依頼に応じる。国際的な寄付習慣「ギビングチューズデー」にちなみ、本年度は12月1~25日をキャンペーン期間に設定した。

 街頭募金は宇都宮市でも例年行われてきた。学生募金事務局の獨協医大2年河西歩(かさいあゆみ)さん(21)は「コロナ禍でアルバイトも満足にできない学生もいる。奨学金制度が危うくなると学生の苦境に追い打ちを掛けかねず、少しでも多くの協力を得たい」と呼び掛けている。

 応募、問い合わせはあしなが学生募金のサイト内の専用ページ(https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/news/lataest_update/entry-527.html)から。