軒先をだいだい色に彩る干し柿=12日午前10時、那須町大畑

 初冬を彩る干し柿が民家の軒に下がり始めた。福島県境に近い栃木県那須町大畑、木材業菊地尚(きくちたかし)さん(83)方では、陽光を浴びた1660個がだいだい色に輝いている。

 渋柿の「蜂屋柿」と「西条柿」を手むきしてひもにつないで湯通しした後、竹ざおに等間隔につるす。菊地さんと妻良子(りょうこ)さん(82)が手分けをして行っている。

 20年近く続けている作業で、今年は1週間前から順に干し始めた。日がたつほど褐色に変化していくため、干された柿の色が見事なグラデーションを見せている。

 良子さんは「ずっといい天気が続いていて、急に寒くなった。今年は良い出来になりそうです」と話す。

 12月上旬には甘い干し柿に仕上がる。餅と一緒に暮れに親類や友人に送るという。