栃木県立博物館が「中世宇都宮氏」の図録発刊 頼朝との関わりなど5章構成

 県立博物館は、現在開催している開館35周年記念特別企画展「中世宇都宮氏 頼朝(よりとも)・尊氏(たかうじ)・秀吉(ひでよし)を支えた名族」(下野新聞社など主催)の図録を発刊した。

 宇都宮氏は平安末期から安土・桃山時代までの約400年間、現在の宇都宮市を本拠地にした名門武士団で、各時代にわたって著名人と親交があった。

 図録は「源頼朝と宇都宮氏」「宇都宮氏の信仰と文化」「戦国時代の宇都宮氏」など5章で構成。

 頼朝との関わりでは、有力御家人として鎌倉に屋敷を構えていたことや、百人一首で知られる藤原定家(ふじわらのていか)と姻戚関係を結んだ5代頼綱(よりつな)の和歌や文書を紹介。信仰と文化の章には、頼綱が浄土宗開祖・法然(ほうねん)の弟子として活動したことから、仏像や多くの絵図、絵巻が収められている。

 A4判変型239ページ。1部2千円。(問)同館友の会028・634・1319。