キッチンで仕込みをする広瀬さん

店の看板料理「アバジュレ」

広瀬亮さん

キッチンで仕込みをする広瀬さん 店の看板料理「アバジュレ」 広瀬亮さん

 目黒銀座商店街の奥にたたずむフランス料理をカジュアルに提供するビストロだ。

 内臓とジビエを含めた肉料理が中心で、特に仏語で「アバ」と呼ばれ手間がかかる内臓料理には定評がある。本場で2年半腕を磨いたオーナーシェフの広瀬亮(ひろせりょう)さんは(44)は「うちの特徴は、高級食材をカジュアルでリーズナブルに食べてもらうこと」と説明する。

 人気の看板メニュー「アバジュレ」(1100円)は、牛タンやトリッパ、豚耳など5~6種類の内臓が入ったテリーヌ型の逸品。豚足などの内蔵を煮込んでできるコラーゲンとコンソメを合わせたジュレに、煮込んだ内臓を入れて固めたものだ。内臓の臭みはなく、いろいろな食感と内臓本来のうま味が楽しめる。

 店内には多彩なメニューが書かれた黒板が置かれている。ただ、黒板にあるメニューだけではない。「アラカルトの店だけど、少量ずつのコースとか、一人一人のお客さんに楽しんで食べてもらえるよう提案もしています」。客とのコミュニケーションを重視し、客本位のサービスを心掛ける。

 大学時代に音羽和紀(おとわかずのり)さんの店でアルバイトをしたことが飲食の道に入るきっかけ。東日本大震災直後の2011年3月に店を出した。「将来はグランピングができるような場所で、(肉の塊などをじっくり焼く)アルゼンチンの伝統料理『アサード』とかをやりたいですね」と夢を語る。

 メモ 目黒区上目黒2の42の12スカイヒルズ中目黒1F。電話03・5734・1675。午前11時30分~午後2時、同6~10時。火曜、第3月曜休。

■店主の思い

 実家は宇都宮大の近くで食堂をやっていました。そこでおいが飲食をやりたいと言っているので、自分が監修して数年後に復活させたい。栃木の食材をふんだんに使って、若い人もお年寄りもカジュアルに楽しめる店にしたいと思ってます。