制服などに取り付けるシトラスリボンを持つ生徒

シトラスリボンを作る生徒ら(真岡中提供)

シトラスリボンを作る生徒ら(真岡中提供)

ボランティアからリボンの作り方を教わる生徒ら(真岡中提供)

生徒が手作りしたシトラスリボン

制服などに取り付けるシトラスリボンを持つ生徒 シトラスリボンを作る生徒ら(真岡中提供) シトラスリボンを作る生徒ら(真岡中提供) ボランティアからリボンの作り方を教わる生徒ら(真岡中提供) 生徒が手作りしたシトラスリボン

 新型コロナウイルス感染者などへの差別や偏見の防止を訴えるために、シトラス(かんきつ)色のリボンを身に着ける「シトラスリボン運動」が栃木県真岡市立真岡中で始まった。10月に同校生徒の感染が確認されたことをきっかけに運動を始め、生徒らは手作りしたリボンを制服の胸ポケットやかばんなどに取り付けて学校生活を送っている。

 同校は生徒の感染を受け、うわさや思い込みなどによる生徒への誹謗(ひぼう)中傷やいじめを懸念していた。誰もが感染する可能性がある中、地域住民や保護者有志でつくる「学校支援ボランティア」が運動を紹介し、実施が決まった。感染し、学校を休んだ後も「ただいま」「おかえり」と言えるような温かい学校にしたいと考えたという。

 リボンは、生徒会の保健委員会が中心となり作った。ボランティアから作り方の指導を受けた委員がほかの生徒に教えながら、10月末に各クラスで製作した。贈答品を包む際などに用いる黄色や緑、ピンク色の「水引」を使い、手のひらサイズの大きさに仕上げた。リボンの三つの輪は「地域」と「家庭」、「学校(職場)」を意味する。

 保健委員長の3年丸岡(まるおか)あい子(こ)さん(15)は「リボンを身に着けていると意思表示になり、一体感がある。戻ってきた人がいつも通り安心して学校に来られるようにと願って作った」と話した。

 金澤長年(かなざわながとし)校長は「生徒全体に『私もいつ感染するか分からない』という意識が高まっている。差別や偏見は絶対にあってはいけない。運動を契機に『ウィズコロナ』の時代をみんなで乗り切っていきたい」と語った。