佐藤栄一氏

 「一生かかっても超えられない」。尊敬する人物を問われると、「父」と答える。22歳の時、急逝した父。周囲と対立しても仲間が離れても、仕事をやり通す。その背中が脳裏に焼き付いている。

◇2020ダブル選挙特設ページ

 20代半ばでゴルフ場経営会社を引き継いだ。若き社長の道は苦難の連続。宇都宮青年会議所の活動にも汗をかき、地域の活性化を仲間と語り合った。

 前の市長福田富一(ふくだとみかず)氏が知事転出。後継として白羽の矢が立った。43歳。古里の未来づくりに向き合う覚悟を決めた。

 2男1女は成人し、「父親としては、父よりベテランになった」と時の流れをかみしめる。

 市長として「子は宝」と子育て・教育分野に力を注ぐ。社会で強く生きる力を重視し「人間力が高まると、夢はかなう」と訴える。

 座右の銘は「義を見てせざるは勇無きなり」。多くの災害で携わったボランティアの精神は市政運営にも通じる。「いかに自己犠牲をして人に尽くせるか。市長はそういうもの」

 趣味は読書。最近は時代小説「その男」を読んだ。たまにするウオーキングとその後の風呂が楽しみ。母、妻、次男と4人暮らし。