佐藤栄一氏

 16年間を振り返ると、平時のことよりも危機管理に対応する日々だった。

 現在は新型コロナウイルス対策。経済とウイルスの封じ込めを両立させながら市民の健康、財産を守っていく覚悟で進めてきた。惜しみなく対策を講じ、1日千件の検査を確保できるよう体制を構築していく。

 人口減少など16年前と同じ課題が山積している。人が減れば消費が落ち、企業の売り上げに影響する。税収も減り、社会が縮小する。

 我々だけが「いい人生だった」では済まない。少ない人でも社会を支えられるよう、公共交通を軸に都市機能を複数の拠点に集約する「ネットワーク型コンパクトシティ」の形成を進める。情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)も活用し、超高齢社会でも耐えうる、生活しやすい街にしていかなければならない。しわ寄せは次の世代にいってしまう。

 今を生きる皆さん、そして次の世代の子どもたちのため、生きがいや夢を持って生きることができる社会をつくっていく。