神事を行う人見宮司

 【那須】那須岳(茶臼岳)の夏山登山シーズンを締めくくる那須嶽(だけ)神社閉山祭が8日、峠の茶屋登山口近くの社で行われた。例年は地元市町や警察など関係者50人超が参加するが、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、この日は神職を含めわずか5人だった。

 閉山祭は「山の神」にシーズン中の安全や自然の恵みなどへの感謝の祈りをささげる伝統行事。那須温泉神社の人見文治(ひとみふみはる)宮司(55)が神事を行った。登山客数人が足を止めて儀式を見守っていた。

 那須山岳救助隊の渡部逸郎(わたなべいつろう)隊長(73)は「悪路に慣れない登山者の転倒事故が多かった」と今季を振り返り、冬山について「山頂付近は風が強く、急に雪が降ることがある。装備を準備して登ってほしい」と話していた。