必勝のがんばろう三唱をする須藤氏(中央)と立憲民主、共産ら野党の県代表ら=8日午後2時35分、宇都宮市江野町

買い物客とグータッチする佐藤栄一氏(左)と福田富一氏=8日午前11時15分、宇都宮市西1丁目

必勝のがんばろう三唱をする須藤氏(中央)と立憲民主、共産ら野党の県代表ら=8日午後2時35分、宇都宮市江野町 買い物客とグータッチする佐藤栄一氏(左)と福田富一氏=8日午前11時15分、宇都宮市西1丁目

 宇都宮市長選は8日、告示された。投開票は知事選と同じ15日。新人須藤博(すどうひろし)氏(77)の陣営は「4野党による共闘」と強調し、米大統領選で勝利宣言した同い年の候補を引き合いに「宇都宮の『バイデン』」とアピール。現職佐藤栄一(さとうえいいち)氏(59)は、ともに5選を目指す福田富一(ふくだとみかず)知事と同行し、相乗効果を狙って「次も一緒に仕事をさせてほしい」と訴えた。

 須藤氏は、東武百貨店北側付近で出陣式に臨んだ。

 立憲民主、共産、社民、新社会の県内4野党の代表や県議、市議のほか次世代型路面電車(LRT)反対団体のメンバーらも結集した。選対事務局長の松井正一(まついしょういち)県議は「野党と市民団体の共闘を初めて実現できた」と強調。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「次の4年間は須藤氏に任せよう」と鼓舞した。

 須藤氏は後援会女性部から贈られたハットをかぶり、白いジャンパーと濃紺のジーンズ姿で登場。米大統領選で勝利宣言したバイデン氏の名を借りながら「私は77歳だがまだまだ働ける」と若々しさをアピールした。

 演説後、オレンジ色に統一された陣営は市中心部のオリオン通りを練り歩き、須藤氏は行き交う人とグータッチして支持を訴えた。

 一方、佐藤氏の出陣式。会場には手指消毒液が設けられ、司会者はマスク着用、ソーシャルディスタンスを何度も呼び掛けた。

 青いジャンパー姿の佐藤氏の隣に立った赤いジャンパー姿の福田氏は、知事選と市長選の対立新人候補を批判し、「負けるわけにはいかない。市長とタッグを組み、石をはねのける」と語気を強めた。知事選にとっても大票田の県都・宇都宮は重要。強力な連携を強調した。

 両氏はいずれも「多選批判」を警戒。佐藤氏は、県内の市町長が現職知事の支持でまとまっていることは福田氏の力であるとし「知事には福田、市長には佐藤」と訴えた。

 同日は一緒に市内8カ所を回った。市中心部では、フリーマーケット会場を歩き、「青」と「赤」が人目を引き付けた。