奉納される大大御神楽の「五行の舞」

 栃木県真岡市東郷の大前(おおさき)神社で年間を通じて最も重要な祭儀「例大祭」が9日始まり、市指定無形民俗文化財「大前神社大大御(だいだいみ)神楽(かぐら)」が神楽殿で奉納され、参拝客らが鑑賞した。

 大大御神楽は江戸時代中期に伊勢の御師が伝えたとされる伊勢流神楽。地元の氏子らでつくる神楽保存会「宮毘講(みやびこう)」が約200年にわたって受け継ぎ、3月の祈年祭、11月の例大祭と新嘗祭の年3回奉納されている。

 36座12神楽で構成され、面を付け神様に扮(ふん)した装束姿の宮毘講のメンバーが「五行の舞」や「伊弉諾(いざなぎ)伊弉冉(いざなみ)の舞」などを次々と披露。疫病退散や五穀豊穣(ほうじょう)、地域の発展などを祈願した。

 お餅やお菓子の「福まき」も行われ、多くの福を得ようと袋を手にする参拝客の姿もあった。例大祭は10日も開かれる。(問)神社0285・82・2509。