「日光夏秋彼岸そば」誕生 日光手打ちそばの会 夏と秋の空白期間利用

 【日光】「日光手打ちそばの会」(我妻一義(わがつまかずよし)会長)は21日までに、昨年から試験的に開発を続けてきた新そばの完成を発表した。名称は「日光夏秋彼岸(かしゅうひがん)そば」。6月下旬に収穫する「夏そば」と、8月以降に種まきする「秋そば」の空白期間を利用したそばで、全国的にも珍しい3期作で栽培される。今年から市内8店で提供が始まり、来年から本格的な生産に乗り出す方針だ。

 夏秋彼岸そば(提供時期9月)は歯応えや喉越しの良さ、もちもちとした食感、そば特有のうま味があるのが特徴。同会が開発した新そばとしては「日光夏そば」(7月上旬~8月中旬)と「日光あおい蕎麦(そば)」(10月下旬~翌年1月)に続き、3番目の商品となる。

 そば実が凍る寸前で熟成させる「日光氷温完熟そば」(2~6月)も含めると、季節ごとにおいしいそばが提供可能で、同会が掲げるテーマ「日光そばの四季物語」も達成された。

 開発は半田耕一(はんだこういち)副会長(59)が発案し、岩崎そば生産組合の協力を得て、昨年2月からスタート。今年は7月上旬、昨年比約2倍に当たる約2ヘクタールの畑に早熟で暑さに強い「キタワセ」の種をまいた。

 7~8月の長雨による天候不良や土壌の栄養管理の難しさなどに悩まされたが、今月9日にそば粉約120キロ分の収穫に成功。盛夏の時季に育てた「キタワセ」からできたそばを、「日光夏秋彼岸そば」と命名した。