立候補を届け出た須藤氏(右)と佐藤氏

 任期満了に伴う宇都宮市長選が8日、告示された。いずれも無所属で、弁護士の新人須藤博(すどうひろし)氏(77)=立憲民主、共産、社民推薦=と5選を目指す現職佐藤栄一(さとうえいいち)氏(59)=自民、公明推薦=の2人が、立候補を届け出た。市政の継続か転換かを問う7日間の選挙戦が始まった。知事選と同じ15日に投開票される。

 選挙戦では、収束の見通しが立たない新型コロナウイルス感染症への対策、市が進める次世代型路面電車(LRT)の整備事業を含むまちづくりのあり方などが主な論点になっている。

 須藤氏は8日午後、東武宇都宮百貨店北側付近で出陣式を行った。立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員ら推薦政党の代表や県議、市議、市民団体役員が駆け付けた。

 須藤氏は現職の「多選」を批判するとともに、LRT事業については「多額の整備費用がかかる。市民のためではなく、一部の人の利益になっているのではないか」と主張。「宇都宮を美しい田園観光都市、誰もが住みやすい福祉都市にしたい」と語った。

 佐藤氏は8日午前、同市陽西町の護国神社駐車場で出陣式。5選を目指して知事選に立候補している福田富一(ふくだとみかず)氏や自民の国会議員、自公の県議、市議、市町長らが顔をそろえた。

 佐藤氏は第一声で、新型コロナ対策、自然災害などの危機対応の実績を強調。「公共交通ネットワークを構築し、人口減社会でも支えられる利便性の高いまちが必要。市民のため、次世代のため、必ずつくっていく」と述べた。

 9日から市役所など市内19カ所で期日前投票が始まる。7日現在の選挙人名簿登録者数は43万377人で、男21万5259人、女21万5118人。