式典で行われた着物ショー

大会宣言を述べる小林結城市長(右)と浅野小山市長

式典で行われた着物ショー 大会宣言を述べる小林結城市長(右)と浅野小山市長

 本場結城紬(つむぎ)の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録10周年の記念式典が7日、結城市国府町1丁目の同市民情報センターで行われた。「伝統を次世代へ守り伝える」と大会宣言が発表され、卸商協働組合や栃木、茨城両県の教育長など約200人が出席して節目を祝った。

 古くから生産が盛んな小山、結城の両市でつくる実行委員会(委員長・小林栄(こばやしさかえ)結城市長)が主催。大会宣言を発表した小林市長は「10周年を契機に、これまで以上に覚悟と決意を持って技術の継承と一層の振興に取り組む」などと述べた。

 副委員長を務める浅野正富(あさのまさとみ)小山市長は「後継者不足などの課題を乗り越え、卓越した技術を未来へつなぐことが世界に果たす責任だ」とあいさつした。

 この日は結城紬の継承に貢献したとして両市内に住む技術保持者6人への功労表彰や着物ショーなども行われた。

 本場結城紬は奈良時代が起源とされ、真綿から糸を作る「糸紡ぎ」、糸の模様付けに当たる「絣(かすり)くくり」、伝統的な織機を使う「地機(じばた)織り」などの工程をいずれも手作業で行うのが特徴。1956年に国重要無形文化財、77年には国伝統的工芸品に指定されている。