第100回全国高校ラグビーフットボール大会県予選最終日は7日午後1時から、佐野市運動公園陸上競技場で国学院栃木-佐野日大の決勝を行う。決勝での両チームの対戦は8年連続。20連覇中の国学院栃木が伝統をつなぐか、初優勝を目指す佐野日大が新たな歴史をつくるか注目が集まる。試合は保護者らを除き原則無観客。花園行きを懸けた大一番の勝敗の行方を展望する。
■21連覇へ 攻守に穴なし 国学栃木
21年連続の花園出場を目指す国学院栃木。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は、新型コロナウイルスの影響で今季の大会が軒並み中止になったことを踏まえ、「ラグビーができる喜びと感謝をプレーで表現してほしい」と期待する。
■堅守徹底 スペース突く 佐野日大
準決勝は100点ゲームで快勝したものの、足利大付に1トライを許すなどタックルミスや細かい動きのずれが失点やピンチにつながった。攻撃力は国学院栃木に分があるだけに、勝利への鍵はやはりディフェンス。藤掛三男(ふじかけみつお)監督は「ミスなく(ディフェンスを)やり切り、いかに敵陣でプレーできるかが重要」と、ロースコアの展開に持ち込んで活路を見いだしたい考えだ。