コアなファンでも楽しめるようラベルやパッケージにもこだわった日本酒「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」=大田原市

「進撃の巨人」とコラボした日本酒「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」と阿久津社長

コアなファンでも楽しめるようラベルやパッケージにもこだわった日本酒「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」=大田原市 「進撃の巨人」とコラボした日本酒「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」と阿久津社長

 日本酒「大那」を醸造する菊の里酒造(栃木県大田原市片府田、阿久津信(あくつまこと)社長)は、人気アニメ「進撃の巨人」とコラボした日本酒ブランド「大那 ビヨンド・ザ・ウォール」を商品化し、16日発売する。新型コロナウイルスの影響で飲食店での需要が低迷する中、「家飲み」ニーズへの対応やアニメファンへの日本酒浸透を図る。来年以降は海外販売も予定しており、阿久津社長(45)は「栃木の小さな酒蔵が、コロナという大きな壁を越えて、世界に進撃できれば」と期待する。

 「進撃の巨人」は巨人が全てを支配する世界で壁の外の世界に憧れる少年エレンと巨人との戦いを描いた漫画で、アニメ化された。

 菊の里酒造商品の台湾輸出に携わる酒類商社ジェムインダストリーズ(大阪市)が「NEWxNEWプロジェクト」として5月から企画を進めてきた。家飲みニーズへの対応やアニメファンへの浸透のほか、世界的に人気のアニメの力を借りた海外での日本酒市場の拡大も目指している。

 大那を選んだ理由に関し同社の岡田祐樹(おかだゆうき)取締役(36)は「海外輸出を見据え、いろんな料理と相性が良い上、酒単体でもフルーティー過ぎず、味わいもしっかりしているため」と説明。

 その上で「重要な役割を担う『ダイナ』というキャラクターが登場する。マニアの一部でも気づいてくれたらうれしい」と明かす。

 菊の里酒造はコロナ禍で4、5月の売り上げは半分以下で、8月以降、回復傾向だが、都内の居酒屋向けや欧米輸出は落ち込みが続く。今回のコラボでは、本県産米の使用増による地域貢献や販売拡大などを期待する。

 10日まで予約受け付け中の第1弾は主人公エレンモデル(使用米は本県産五百万石)。12月にミカサ(同本県産夢ささら)、来年2月にリヴァイ(同兵庫県産山田錦)のモデルを発売する。

 箱はコアなアニメファン向けのデザインで、各モデルとも生産は3千本。720ミリリットル入りで、税別2700円。大那の全国特約店や、同プロジェクトのネットショップ(https://newxnew.shop/)で購入できる。