公開討論会に臨む田野辺氏(左)と福田氏=6日午後8時50分、宇都宮市内

 15日投開票の知事選に立候補している新人の元NHK宇都宮放送局長田野辺隆男(たのべたかお)氏(60)と、現職の福田富一(ふくだとみかず)氏(67)=自民、公明推薦=の討論会が6日、宇都宮市内で開かれ、県政課題について議論を戦わせた。

 日本青年会議所関東地区栃木ブロック協議会が主催。新型コロナウイルス感染防止のため会場は無観客とし、討論の模様はインターネットで生配信された。

 災害対策で田野辺氏は「栃木市の永野川は3度も洪水を繰り返しており、人災だ。リーダー自らが見極め、事前に予防するのが防災対策の基本」と強調。福田氏は「ハード、ソフト両面の対策が必要。河川の復旧復興とともに消防団の育成などを図り、災害に強い栃木県を構築する」と語った。

 質問による応酬もあった。田野辺氏は「知事として国にもっと早く(防災対策の)方針を変えろと言い続けなければならなかった」と指摘。福田氏は「河川整備の鉄則は下流からであり、今回は国が上流も同時に進めていいということになった。国には要望し続けてきた」と説明した。

 逆に、国の「Go To キャンペーン」を中止して予算を地方に回すべきだという田野辺氏の主張に、福田氏は「神頼みのような話でもらえるあてがあるのか。無責任ではないか」と指摘。田野辺氏は「プラスアルファの話。言わなくてはしょうがない」と反論した。