大猷院前を出発する電動車=6日午前9時、日光市山内

 栃木県日光市の神橋から西側の西町エリアの活性化に向け、市は6日、電動車「グリーンスローモビリティ」を活用した実証実験を始めた。観光客の回遊を促し、同エリアに点在する観光スポットへの誘客を図る。

 同エリアは日光田母沢御用邸記念公園や憾満ケ淵などの見どころがある一方、世界遺産「日光の社寺」から同エリアへの観光客の流れは少ない。市は環境負荷の少ないグリーンスローモビリティを活用し、課題解消を目指す。実証実験は12月20日まで毎日運行し、約30分間隔で同エリアを巡る。乗車無料で定員は9人。

 この日は、午前9時に第1便が同市山内の大猷院(たいゆういん)前から出発し、ゆっくりとしたスピードで乗客を運んだ。

 市観光課の伊東剛(いとうつよし)課長は「徐々に観光客が戻ってきている中で、さまざまな魅力がある西町エリアにも目を向けてほしい。乗った人の声を聞きながら今後の観光施策につなげたい」と話した。